空母山東が香港寄港 5日間停泊、市民に艦上を公開

25年7月4日4 中国海軍の空母「山東」編隊が7月3日朝に香港へ寄港した。5日間停泊する。香港返還28周年、人民解放軍駐留28周年、国家安全維持法施行5周年の節目に合わせた訪問で、香港市民向けに艦上公開を実施する。台湾紙の聯合報が4日伝えた。

 編隊は空母「山東」のほか、ミサイル駆逐艦「延安」「湛江」、ミサイルフリゲート「運城」で構成され、「山東」は殲15戦闘機など艦載機12機を搭載している。

 山東は3日午前8時ごろ、香港政府船隊と駐港解放軍艦艇とヘリの先導でビクトリア湾に進入し、消防船が水のアーチで歓迎。兵士約700人が白い制服で整列した。「山東」「延安」は西錨地に停泊し、「湛江」「運城」は昂船洲の海軍埠頭に接岸した。

 昂船洲の基地で開かれた歓迎式典で李家超・香港行政長官は「国家安全が盤石であることを示し、国防安全が質の高い発展を支える」と語った上、中国の平和維持の能力と決意を示していると述べた。

 式典後、中央政府や駐港解放軍関係者が艦艇を視察。編隊の武康大佐は「編成が充実し、遠洋作戦を遂行できる強力な海上部隊」と自賛した。5、6日に市民見学を実施する。1万枚の入場券は即完売した。

◇出典
 
https://udn.com/news/story/7331/8849257?from=udn-catelistnews_ch2
タイトルとURLをコピーしました