米、ホルムズ海峡封鎖警戒 中国に対応要請

 25年6月24日1米国によるイランの核施設を空爆を受け、ルビオ米務長官は22日、中国に対し、イランによるホルムズ海峡の封鎖を阻止するよう呼びかけた。イランは報復措置として海峡封鎖の可能性を示唆しており、石油供給の安定確保が狙い。中国はイラン産原油の最大の輸入国であり、ホルムズ海峡に強く依存している。ドイツの国際公共放送ドイチェ・ベレ(DW)が伝えた。

 ホルムズ海峡はペルシャ湾とインド洋をつなぐ世界最大級の石油輸送路で、世界の原油の約5分の1が通過する。イランの原油輸出のうち9割以上が中国向けで、北京とテヘランの関係は緊密とされる。米紙は、中国も封鎖の影響を大きく受けると指摘している。

 中国外務省の郭嘉昆報道官は24日、ペルシャ湾の安定は国際社会の利益にかなうと発言。関係国に対し、緊張緩和と地域不安の回避を呼びかけたが、イランの封鎖への賛否は明言しなかった。

 米軍は23日未明、B-2爆撃機と地中貫通爆弾でイランのフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンの核施設を空爆。トランプ大統領は作戦成功を宣言。これに対し、中国は「国連憲章違反」「主権侵害」「国際秩序への脅威」として強く非難した。

◇出典

https://www.dw.com/zh/%E5%8D%8E%E7%9B%9B%E9%A1%BF%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E5%BA%94%E9%98%BB%E6%AD%A2%E4%BC%8A%E6%9C%97%E5%B0%81%E9%94%81%E9%9C%8D%E5%B0%94%E6%9C%A8%E5%85%B9%E6%B5%B7%E5%B3%A1/a-73004950

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