
猛統河(雲南)では1979年以来、盤陽河(広西)では2005年以降で最大の洪水が発生。江蘇の中部から南部にかけての里下河地域でも8地点で水位超過が確認された。
広東省肇慶市懷集県では道路126.9キロが寸断されたが、応急復旧が進んでいる。中国水利省は浙江、安徽、湖北、湖南、広西、貴州の6省・自治区に対し、洪水防御の「4級緊急対応態勢」を継続し、湖北・湖南・広西に支援チームを派遣して対応に当たらせている。
中国北部では22日午後2時、北京市懐柔区湯河口で41.8度を観測し、国内最高気温を更新。南郊観象台では40.3度、天津市中心部で41.2度、西青区で40.6度を記録し、いずれも観測史上最高となった。中央気象台は暴雨と高温の両方で警報を発令し、河北南部、山東北部、新疆南疆盆地東部などでも40度を超える高温が報告された。
華南は洪水被害の拡大、華北は熱中症リスクの高まりが懸念されている。当局は引き続き厳重な警戒を呼びかけている。