米のイラン核施設攻撃、中国が非難声明

25年6月23日1 中国外務省は22日、米国によるイランの各施設への攻撃について「強く非難する」との声明を出し、こうした攻撃が「中東地域の緊張激化を招いている」と警告した。ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)がAFP通信の情報として伝えた。

 中国外務省の声明は「中国は、紛争に関与するすべての当事者、特にイスラエルに対し、速やかに停戦を実現するよう呼びかける」とした。

 米国は21日午後10時、イラン国内の三つの重要な核関連施設を空爆し、6月13日から始まったイスラエルによる攻撃に加わった。各国は相次いで緊張緩和を求める声明を出した。

 AFPによれば、中国の習近平国家主席は、6月20日にロシアのプーチン大統領と電話会談を行い、イランとイスラエルの間での停戦は「最優先課題」だと述べた。その上で「武力は国際的な対立を解決する正しい手段ではない」と語った。

 台湾の中央通信社によると、中国外務省の声明は、公式サイトを通じて、記者の質問に対する匿名の上級報道官による回答という形で出された。中国政府が米国によるイラン核施設空爆に対して公式にコメントを出したのは、今回が初めて。

 中国外務省の報道官は、米国による攻撃は「国際原子力機関(IAEA)の監督下にある核施設」に対して行われたものであり、「国連憲章の目的と原則、ならびに国際法に著しく違反する行為」であると非難。これにより中東情勢の緊張が一層深まっていると指摘した。

◇出典

https://www.rfi.fr/cn/%E4%B8%AD%E5%9B%BD/20250622-%E4%B8%AD%E5%9B%BD-%E5%BC%BA%E7%83%88%E8%B0%B4%E8%B4%A3-%E7%BE%8E%E5%9B%BD%E8%A2%AD%E5%87%BB%E4%BC%8A%E6%9C%97-%E5%AF%BC%E8%87%B4%E4%B8%AD%E4%B8%9C%E5%9C%B0%E5%8C%BA%E7%B4%A7%E5%BC%A0%E5%B1%80%E5%8A%BF%E5%8D%87%E7%BA%A7

https://www.cna.com.tw/news/acn/202506220160.aspx
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