大連で日本人男性2人殺害 ビジネストラブル原因か

25年6月3日大連 在中国日本大使館は、日本人男性2人が遼寧省大連市で殺害され、中国国籍の容疑者が拘束されたことを明らかにした。台湾の中央通信社が3日、共同通信社の情報として伝えた。

 遼寧省瀋陽市にある在瀋陽日本総領事館は5月25日、現地の公安当局からの通報で2人の日本人が殺害されたとの連絡を受けた。公安側の説明では、事件は「ビジネス上のトラブル」によるものとされている。

 共同通信は日本政府関係者の話として「今回の殺人事件はビジネス上の争いが発端であり、政治的動機や反日感情によるものではない」と伝えている。

中国では昨年9月18日、広東省深セン市の深セン日本人学校の男子児童=当時(10)=が登校途中、男に刃物で襲われ翌日死亡した。昨年6月にも、江蘇省蘇州市で日本人母子が刃物で襲われる事件が発生。日本人学校のスクールバスに添乗していた中国人職員の女性=当時(54)=が犯行を止めようとして刺され死亡した。いずれの事件でも 中国外務省は偶発的な個別案件であると説明している。

 昨年の2事件で、犯人の男2人は死刑判決を受けいずれも執行された。しかし、日本メディアは、日本人が狙われた背景について依然として明らかになっておらず、中国に在留する日本人の間では不安が続いていると報じた。
◇出典
 
https://www.cna.com.tw/news/aopl/202506030036.aspx
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