マルコ・ルビオ米国務長官は29日、トランプ政権の方針として、中国と香港からの学生ビザに対する規制を強化し、一部の中国人留学生のビザを取り消す措置を開始したと発表した。発表はルビオ長官のX（旧ツイッター）投稿と外交声明を通じて行われ、米国務省が国土安全保障省と連携して措置を進めていることが明らかになった。香港メディアの０１などが外電の情報として伝えた。
国務長官は、対象となる学生について「中国共産党と関係のある者」か「重要分野を学ぶ者」だと説明したが、具体的な基準や該当人数などの詳細は明らかにしなかった。 また、米国務省はビザ審査基準の改定にも着手し、今後、中国本土および香港からのすべてのビザ申請に対し、より厳格な審査を実施する方針だと述べた。
ルビオが5月27日付で署名した外交公電によれば、トランプ政権は外国人留学生全体を対象に、より包括的なソーシャルメディア審査を実施する方針。その準備の一環として、米国務省は在外大使館および領事館に対し、新規の学生ビザ申請者に対する面接の手配を一時停止するよう命じた。この措置は、情報収集や身元審査を一層強化する目的があるとみられている。
米国の中国人留学生は国際教育協会の統計によると、2023〜2024年度において27万7398人に達し、国別で第2位。 留学ビザの規制強化の背景には、科学技術や人工知能（ＡＩ）、半導体など、戦略的価値の高い分野に従事する中国人学生への警戒感があると考えられる。
一連の方針は、米中関係の緊張が続く中で、安全保障上の懸念を理由に、人的交流や学術協力にまで規制が及ぶ形となっている。ルビオ長官の動きは、トランプ政権の対中強硬政策の一環と見られ、今後の米中交流の在り方に影響を及ぼす可能性がある。
◇出典
https://www.stheadline.com/realtime-world/3459773/%E9%AD%AF%E6%AF%94%E5%A5%A7%E9%96%8B%E5%A7%8B%E6%92%A4%E9%8A%B7%E5%85%A9%E9%A1%9E%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E5%AD%B8%E7%94%9F%E7%B0%BD%E8%AD%89%E5%8A%A0%E5%BC%B7%E5%AF%A9%E6%9F%A5%E6%89%80%E6%9C%89%E4%BE%86%E8%87%AA%E4%B8%AD%E6%B8%AF%E7%B0%BD%E8%AD%89%E7%94%B3%E8%AB%8B
https://www.hk01.com/%E5%8D%B3%E6%99%82%E5%9C%8B%E9%9A%9B/60242771/%E9%AD%AF%E6%AF%94%E5%A5%A7-%E7%BE%8E%E5%9C%8B%E5%B0%87%E5%8F%96%E6%B6%88%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E5%AD%B8%E7%94%9F%E7%B0%BD%E8%AD%89-%E5%B0%87%E5%8A%A0%E5%BC%B7%E5%AF%A9%E6%9F%A5%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E5%8F%8A%E9%A6%99%E6%B8%AF%E7%B0%BD%E8%AD%89%E7%94%B3%E8%AB%8B