中国メディアの紅星新聞などによると、山東省イ（さんずいに維）坊市内の高密市仁和化学工業園区にある化学品製造会社、友道化学で27日午前11時57分ごろ工場１棟で爆発が起きた。高密市応急管理局によると、同日午後7時25分時点で死者5人、軽傷者19人が確認された。他に6人が行方不明となっている。現場では工場建屋の一部が損壊し、周辺住民への被害も出ている。
別のメディアの新京報によれば、高密市人民病院や市立病院には複数の負傷者が運ばれ治療を受けている。現場では午後にかけて煙が収まりつつあるものの、依然として安全確認と行方不明者の捜索が続いている。
同社は、農薬や医薬関連の中間体を製造している。今回の爆発で直後に巨大な「きのこ雲」が立ち上り、住宅の窓ガラスが割れるなど広範囲に衝撃が伝わった。近隣住民は「建物が大きく揺れ、地震かと思った」と話している。周辺の家具工場も、倉庫のガラスが落下するなどの被害も出た。
同社の公式サイトによると、山東友道化学は､2019年8月に設立された。自動車部品や装置を製造する地元の豪邁集団の連結子会社。従業員数は300人以上で、農薬・医薬品および関連の精密化学中間体の生産、販売を主要事業としている。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1833281824498651561&wfr=spider&for=pc
https://www.stheadline.com/realtime-china/3459220/%E5%B1%B1%E6%9D%B1%E4%B8%80%E5%8C%96%E5%B7%A5%E5%BB%A0%E6%88%BF%E7%88%86%E7%82%B8%E7%8F%BE%E8%98%91%E8%8F%87%E9%9B%B2-5%E6%AD%BB6%E5%A4%B1%E8%B9%A419%E8%BC%95%E5%82%B7%E6%9C%89%E7%89%87