
引き倒された女性を、別の女性が助け起こした際、男は電動バイクで2人に突進したが、2人は危うく身をかわし衝突を免れた。男は2人を怒鳴りつけた後バイクで逃げた。
目撃者の1人は「男は無料でバイクに乗せてやるなどと声をかけたが、女性が拒絶すると逆上し、暴力を振るった。さらに電動バイクで女性をはねようとした後、そのまま逃げた」と話している。
中国では、女性を標的とした無差別暴行事件がしばしば発生し、社会に不安を与えている。22年6月、河北省唐山市の焼肉店では、男性客が隣のテーブルの女性に言い寄り拒否されると激昂し、複数の男が加勢して店内外で女性らに集団暴行を加えた。21年10月には、北京市の地下鉄内で乗客の女性が突然男に突き飛ばされ、床に押し倒される暴行未遂事件が発生した。被害者とは面識がなく、20年には、福建省厦門市の路上で男が包丁を持ち、女性ばかりを狙って次々と襲う事件が発生。少なくとも6人が負傷した。
多くの事件で、加害者の男が、精神疾患の診断歴があったとされている。精神衛生制度の不備や社会的孤立など構造的な問題が背景にあるとの指摘もある。
◇出典
https://std.stheadline.com/realtime/article/2070191/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E6%B7%B1%E5%9C%B3%E5%9C%B0%E9%90%B5%E5%8F%A3%EF%B8%B1%E7%8B%82%E7%94%B7%E8%A1%97%E9%A0%AD%E6%89%AF%E9%AB%AE%E6%9A%B4%E6%89%93%E5%A5%B3%E5%AD%90-%E7%9B%AE%E6%93%8A%E8%80%85%E7%88%86%E6%96%99