殲10戦闘機がインド軍機撃墜 中国CCTVが公式報道

25年5月19日J10 中国中央テレビ(CCTV)は18日、パキスタンがインドとの空中戦で、中国から輸入した「殲(J)10CE」戦闘機を使用し、インド空軍機を複数撃墜したと報じた。撃墜された6機目がフランス製のミラージュ2000であることも初めて確認された。この報道はCCTVの軍事番組「軍情時間到」によるもので、中国製「殲10C」Eの初の実戦戦果とされる。番組によれば、パキスタン側に損失はなかった。台湾の中国時報網が伝えた。

 中国メディア「騰訊網」によると、シャバズ・シャリフ首相がパキスタン空軍カムラ基地での演説で、「撃墜された第6機はミラージュ2000であり、確たる証拠がある」と述べた。これまでパキスタン側は、撃墜した6機の内訳として、フランス製ラファール3機、ロシア製Su-30MKI戦闘機1機、MiG-29戦闘機1機を挙げていたが、6機目については不明で、一時はイスラエル製無人機「ハロン」の可能性も報じられていた。

 ミラージュ2000とラファールはともにフランスのダッソー社製で、前者は第4世代、後者は第4.5世代戦闘機とされる。報道では、こうした高性能機であっても、中国の早期警戒機と殲10CE、そしてPL15長距離空対空ミサイルの連携には太刀打ちできなかったみられる。

 さらに、パキスタン副首相は空戦後、「殲10CEはもっと多くのインド機を撃墜できたが、戦争拡大を避けて敢えて控えた」と述べ、中国製兵器を装備したパキスタン空軍がインド空軍よりも明確に優位であることを強調した。

◇出典

https://www.chinatimes.com/realtimenews/20250518003327-260409?chdtv

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/news/20250518/bkn-20250518111738095-0518_00822_001.html

https://www.cna.com.tw/news/acn/202505180043.aspx
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