北京で特大のひょう 車1400台以上に被害

 北京市気象台は13日午後6時12時分、ひょうでは3段階で2番目の「黄色警報」を発令した。まもなく北京市の広い範囲で対流活動が活発化し、房山区北部、門頭溝区東部、朝陽区、豊台区、海淀区、昌平区、石景山区など各地で、直径4センチを超えるアヒルの卵ほどの大きさのひょうが相次いで降り注いだ。車1400台以上にガラスが割れるなどの被害が出た。香港メディアの香港01などが伝えた。

 北京市は13日、日中に30度を超える真夏日となったが、夕方には激しい上昇気流と高空の寒気がぶつかることで、ひょうを伴う強い対流活動が誘発された。中国気象局によれば、こうした「上が冷たく下が暑い」大気の状況に加えて、水蒸気や風などの力学的条件が重なった結果、特大のひょうが形成されたという。

 今回のひょうは、一部で「まるおでんの丸こんにゃく串」と形容されるほど整った球状で、その威力はすさまじかった。西城区の女性は、午後7時すぎ、職場で勤務中にひょうが降り始め、ガラスが砕けそうなほどの衝撃音が響いた」と証言。市民の多くが、SNSや短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」に写真や映像を投稿し、「人が脳振盪(のうしんとう)を起こしそうなサイズ」「こんなの初めて見た」「まるで終末の予兆」と異常気象への驚きを書き込んだ。

 実害も多く発生している。多くの自家用車が屋外に駐車されていたため、車体に多数のへこみが生じ、ガラスには十数カ所の穴が空く例も見られた。一部の市民は車を毛布やマットで覆って応急処置を施したが、間に合わなかったケースも多い。保険会社には、わずか一晩で1400件を超える自動車保険の被害申請が寄せられた。橋の下に避難しようとする車両が殺到し、一部地域では大規模な交通渋滞も発生した。

◇出典
https://www.hk01.com/%E5%A4%A7%E5%9C%8B%E5%B0%8F%E4%BA%8B/60238438/%E5%8C%97%E4%BA%AC%E9%A9%9A%E4%B8%8B-%E6%A5%B5%E5%B7%A8%E5%9E%8B%E5%86%B0%E9%9B%B9-%E5%A4%A7%E9%81%8E%E9%B4%A8%E8%9B%8B-%E7%A7%81%E5%AE%B6%E8%BB%8A%E8%A2%AB%E6%89%93%E7%A9%BF%E5%8D%81%E5%B9%BE%E5%80%8B%E6%B4%9E%E5%A6%82%E4%B8%AD%E5%BD%88

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