中国メディアの環球網などによると、河南省トウ（さんずいに累)河市舞陽県のバイオ製薬会社、トウ河美迪康生物科技で工場内で4月30日午後1時35分ごろ、蒸留釜が爆発した。爆発後に火災が起きたが、同日午後3時50分までに鎮火した。当局によれば、1人が死亡、3人がけがした。(写真は事件を伝える星島日報のサイト）
事故は製造中で蒸留釜で起きた。現場では濃煙が上がり、近隣住民に一時的な不安が広がった。環境の汚染など二次災害は発生していない。
中国では他地域でも重大事故が相次いでいる。30日午後には、山西省太原市小店区の住宅団地「豊景佳園」で爆発事故が起き17人が負傷した。ＳＮＳ（交流サイト）には現場で濃い煙が上がったり、周囲の建物の窓ガラスが割れている様子が投稿され、住民の間に衝撃が広がっている。4月29日には遼寧省遼陽市の飲食店で火災が発生し、22人が死亡、3人が負傷した。
中国では5月1日から「労働節」の５連休が始まった。相次ぐ事故は、企業の安全管理体制と地方当局の対応能力に対する国民の不安を呼び起こしている。
◇出典
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