天津の病院で刃物襲撃事件 医師ら6人死傷か

25年5月1日病院 天津医院(旧・天津整形外科医院)で4月28日、医療従事者に対する暴力事件が発生した。ネットの情報によれば、患者と病院側のトラブルが発端で流血事件に発展し、医師や看護師ら6人が死傷したという。中国メディアの財新網によると、同病院の運動障害・関節鏡第二科の副主任医師である駱巍さんが重傷を負い、まもなく死亡した。財新網の記事はその後、削除された。香港メディアの星島日報が伝えた。

 ネット情報によると患者が刃物を持って天津医院を訪れ、安全検査をすり抜けた後、整形外科で勤務中の医療スタッフを襲撃した。「計6人が切りつけられ、1人の医師は頭部を4~5センチメートルの深さで切られた。別のスタッフは腹部やめった刺しにされた」などの情報も掲載されている。

  死亡したとされる駱巍氏は44歳。著名な整形外科医で、天津医科大学で博士号を取得。駱氏が主導して開発した「3Dプリントによる個別化膝関節矯正技術+」は天津市の科学技術進歩一等賞を受賞した。駱氏は、年間600件以上の膝温存手術を手がけていた。

  関連報道では、南京鼓楼医院の院長夫妻が長期間にわたりつけ回され、重傷を負わされた事件も伝えられている。

   中国では、病院内で医療従事者が患者やその家族から暴力を受ける事件が後を絶たない。3月4日には、山東省シ博(シ=さんずいに輜のつくり)の中医医院で元患者の男が肛門科の創設者である宋怡芳医師をハンマーで襲い、死亡させた。24年7月19日には、浙江省の温州医科大学附属第一病院で、心血管内科の李晟医師が診療中に刃物を持った患者に襲われ、死亡した。

◇出典

https://std.stheadline.com/realtime/article/2066689/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E5%A4%A9%E6%B4%A5%E9%86%AB%E9%99%A2%E5%A4%9A%E5%90%8D%E9%86%AB%E8%AD%B7%E8%A2%AB%E6%96%AC-%E8%91%97%E5%90%8D%E9%AA%A8%E7%A7%91%E9%86%AB%E7%94%9F%E9%A7%B1%E5%B7%8D%E4%B8%8D%E6%B2%BB

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