
米ホワイトハウスは4月18日、新型コロナの起源を中国湖北省武漢市の武漢ウイルス研究所とする特設ウェブページを開設した。中国の白書はこの米側の主張に対する反論とみられる。白書は、米国による責任転嫁や政治的操作が、国際社会の連携を阻害していると非難している。
白書では、世界保健機関(WHO)と中国の合同研究報告にも言及。疫学、分子レベルでの起源解析、動物宿主の調査、冷凍物流の分析などを通じて、ウイルスが武漢から自然発生した可能性を排除し、「武漢研究所からの流出説」は「極めてあり得ない」と結論づけた。その上で、米国が国際社会の合理的な関心に速やかに応じ、「世界の人々に責任ある説明をすべきだ」と訴えている。
米ホワイトハウスの特設ページは、ウイルスの自然起源説を否定し、武漢ウイルス研究所での「機能獲得研究」が原因である可能性を指摘した。また、元米国立アレルギー感染症研究所所長のアンソニー・ファウチ博士が自然起源説を推進したと批判している。さらに、2024年12月に発表された米下院特別調査委員会の報告書を引用し、武漢研究所と米国の非営利団体エコヘルス・アライアンスが行った研究がウイルスの起源であると主張した。
◇出典
https://udn.com/news/story/7331/8709877?from=udn-catelistnews_ch2
https://udn.com/news/story/6813/8697166
https://www.whitehouse.gov/lab-leak-true-origins-of-covid-19/?utm_source=chatgpt.com