中国軍制服組トップ何衛東氏、既に免職か 英紙報道

 25年4月11日何中国軍制服組トップの中国共産党中央軍事委員会副主席の何衛東氏が相次いで公の活動を欠席し、すでに免職されたとの見方が出ている。英メディア、フィナンシャル・タイムズは消息筋5人の話として、何衛東氏は最近数週間のうちに職を解かれたと伝えた。台湾メディアの聯合報が伝えた。(写真は事件を伝える聯合報のサイト)

 同メディアによれば、今回の免職は、昨年中共指導部が「重大な規律違反」を理由に中央軍事委員の苗華氏の職務停止からわずか半年後。「重大な規律違反」は中国共産党では通常、汚職と関連づけられる表現であり、より高位の何衛東氏の免職は、苗華氏より深刻な影響を持つとみられる。消息筋3人は、今回の処分は汚職問題と関係していると語った。

 4月8~9日、北京で開催された「中央周辺工作会議」では、政治局委員のなかで唯一、何衛東氏だけが欠席していた。中央テレビのニュース映像でも、何氏の不在により政治局委員の座席配置が変更されていることが確認できた。 政治局委員全員が出席した昨年12月12日の「中央経済工作会議」にも、何氏のみ欠席していた。しかしその後は多くの公式行事に出席しており、最近、植樹活動に参加したあと、今回の会議を再び欠席した。何氏が最後に公の場に姿を見せたのは、3月11日午後の第14期全国人民代表大会の第3回会議の閉幕式だった。

 今年3月末には、米紙ワシントン・タイムズが、米国防当局者の話として、何衛東氏が中国軍内部の政治的粛清の最新の犠牲者と見ていると報じた。中国国防省の呉謙報道官は、何氏の失脚に関する質問に「そうした情報はない。事情も把握していない」と答えた。

◇出典

https://udn.com/news/story/7331/8667439?from=udn-catebreaknews_ch2

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