米関税強化目前に日中韓貿易相会議 貿易拡大で一致

 25年3月29日貿易相米トランプ政権による貿易相手国への関税強化を目前に控える中、日中韓貿易相会議が約5年半ぶりに韓国・ソウルで開かれた。三国は経済・貿易協力の拡大を図ることで一致。世界貿易機関(WTO)の多国間貿易体制を支持し、日中韓自由貿易協定(FTA)交渉を加速することで一致した。台湾メディアの中時新聞網が伝えた。(写真は会談を伝える中時新聞網のサイト)

 貿易相会議には、武藤容治経済産業相、韓国の安徳根産業通商資源相、中国の王文濤商務相が出席した。三者は、地域と世界経済の繁栄と安定を推進するうえで三国協力の強化が不可欠であることを改めて確認。国際貿易の課題や産業・エネルギー分野での協力でも、具体的な意見交換を行った。

 今回の会議は、米トランプ政権が関税強化を進める情勢下で開かれた。三国の閣僚は概ね国際ルールに基づいた自由貿易体制の中で、安定的な貿易秩序を保つ必要があるとの認識で一致した。

◇出典

https://www.chinatimes.com/newspapers/20250331000640-260301?chdtv
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