米軍の南シナ海での活動もう限界 中国研究機関が分析

25年3月26日シンクタンク中国のシンクタンク「南海戦略態勢感知」は25日、紅海での危機の高まりから、米軍の南シナ海での活動が限界に近づいていると指摘するリポートを公表した。台湾メディアの聯合報が25日伝えた。(写真は事件を伝える聯合報のサイト)

 リポートによれば米軍は、2009年以降、米軍の南シナ海での対中国軍事活動は頻度・強度ともに顕著に増加してきた。しかし、22年2月以降のロシア・ウクライナ戦争や23年10月以降のイスラエル・パレスチナ紛争を背景に、紅海など他の地域での展開に手を取られ、南シナ海では力不足の中で高い軍事的プレゼンスを維持しているという。

 リポートによれば、米軍は2024年には爆撃機や海洋監視・測量艦を除いて、南シナ海で活動する米軍の空母など戦力基盤の数や頻度は伸び悩み、すでに限界に近づいている。一方で、米軍は引き続きフィリピンを主要な拠点とし、南シナ海や台湾海峡の情勢に対応するための演習や戦略的配置を強化している。

 2024年には、中国本土への軍事的抑止力を引き続き強化し、南シナ海および周辺での接近偵察、台湾海峡通過、前方展開、戦略的巡航、演習、戦場インフラの構築などを継続。大型偵察機による空中接近偵察は約1000回、海洋監視・測量艦の活動は延べ706日で、2023年と比べて顕著に増加した。

 リポートは一方で、米軍が南シナ海での軍事プレゼンスと活動の強化に尽力しているものの、主要な戦略基盤の数が「増強の限界」に達している。さらに紅海危機などの影響を受けて、平時においては南シナ海での常態的な軍事展開と活動はすでに「限界点またはピーク」に達したとの見方を示した。今後は「既存戦力の活用と効率の向上」が鍵になるという。

◇出典

https://udn.com/news/story/7331/8630939?from=udn-catelistnews_ch2

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