
長沙県の調査によれば、破壊された柱は建物の耐震壁と一体で構成されており、単独で重さを支えていた訳ではない。実際の損傷割合は約12.5%で、現時点で建物の主要構造の安全性は「管理可能」な状態にあるという。
警察は住民に対して「3号棟の柱が削られたのは2019年3月以前で、商業スペースの最初のテナントが退去し、2番目のテナントが入る前に起きた」と説明した。その後、この店舗にはさらに3~4番目のテナントが入居していた。柱の破壊は6年間も発覚しなかった。
尚都花園城は2009年に建てられ地下1階、地上32階、1~2階が商業スペース、3~32階が住宅。商業スペースはほぼ売却済みだが、一部は未販売で名義は不動産開発会社の湖南匯坤科技発展のままとなっている。
住民の1人が2月25日、妨害を突破して2階商業スペースに入ると柱が高さ2メートル以上にわたり削られ、親指ほどの太さの主鉄筋が18本も露出していた。公式測定では、元の柱の設計は800×800ミリで、削られたのは約1/3とされる。
この住民が写真をSNS(交流サイト)に投稿すると、たちまち注目を集め、翌26日には住民によると警察への通報とメディアへの情報提供が相次いだ。
ある住民は地元テレビ局の取材に対して「命をなんとも思っていない。上には1000人以上が住んでいるんだ」と怒りを語った。
◇出典
https://www.thepaper.cn/newsDetail_forward_30453890
https://udn.com/news/story/7332/8626485?from=udn-catelistnews_ch2