中国、ロシア、イランがイラン核問題で協議へ

25年3月13日演習 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国外務省の毛寧副報道局長は12日、3月14日にイランの核問題をめぐり中国・ロシア・イランの三者会談を北京で開催すると発表した。現在、イラン核問題は行方を決める重要な時期にあり、このタイミングで中国が三者会談を主催する目的につき憶測が飛び交っている(写真は聯合報のサイト)。

 毛副報道局長は「会議は中国外務省の馬朝旭次官が主催し、ロシアのリャブコフ外務次官、イランのガリブアバディ外務次官が北京に赴き、イラン核問題やその他の共通関心事項について意見交換を行う」と述べた。

 シンクタンクのカーネギー国際平和基金のシニアフェロー、趙通氏は、中国が突然、会議を主催することについて「イラン核問題は現在、極めて重要な局面を迎えており、中国の戦略的利益にも関わる問題のため」と述べた。

 台湾の聯合報によると、中国、ロシア、イランの三者は現在、オマーン湾周辺海域で合同軍事演習「安全の絆 2025」実施している。3国の海上合同演習は2019年以来5回目。中東の重要な石油輸送ルートに近い場所で実施されている。演習では海上目標の攻撃、臨検・拿捕などの訓練が行われた。

 軍事演習は3月13日に終了する予定で、翌日には北京でイラン核問題に関する三者協議が開催される。軍事協力と外交の連携が深まることになる。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/zhengzhi/waijiao/2025/03/12/china-hold-talks-russia-iran-nuclear-issue/
https://www.cna.com.tw/news/acn/202503120220.aspx

https://udn.com/news/story/7331/8604198?from=udn-catelistnews_ch2

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