48歳浙江大学教授が死去 「過労が原因」と遺族

25年3月10日教授 香港メディアの星島日報によると、中国の著名な材料科学者であり、浙江大学教授の劉永鋒氏が脳内出血で5日に急逝した。享年48歳。遺族によると、教授は長年深刻な過労状態にあり、中国の大学で中堅・若手研究者の労働環境が厳しすぎると訴えている。(写真は星島日報のサイト)

 中国メディアによると、劉教授は1月21日に出張先の陝西省西安で会議中に脳内出血で倒れ、その後40日以上の治療を受けたが5日に死去した。遺族は公開書簡を発表し、中国の大学で中堅・若手研究者の過労問題が深刻であることを強調。「大学と社会が研究者の健康を守るための制度を確立して欲しい」と訴えた。

 中国の学術系独立メディア「学人Scholar」によると、中国で2024年に62歳以下で亡くなった学者は少なくとも41人で、最年少は31歳。死亡原因は様々だが、近年の研究環境の悪化、いわゆる「内巻(過度な競争による疲弊)」が原因の一つとみられる。

 劉教授は浙江大学で学士、修士、博士を修了。浙江大学で優秀な研究者に与えられる称号「求是特聘教授」を持ち、材料科学・工程学院金属材料研究所の所長を務めていた。1年間の労働日は319日、出張は135日を数え、過労状態にあったとみられる。

◇出典

https://std.stheadline.com/daily/article/2663179/%E6%97%A5%E5%A0%B1-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-48%E6%AD%B2%E6%B5%99%E5%A4%A7%E6%95%99%E6%8E%88%E5%87%BA%E5%B7%AE%E7%8C%9D%E6%AD%BB-%E9%81%BA%E5%AD%80%E6%AD%8E%E9%81%8E%E5%8B%9E

https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/news/20250310/bkn-20250310141652146-0310_00822_001.html

https://www.cna.com.tw/news/acn/202503100087.aspx

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