ドナルド・トランプ米大統領は行政命令に署名し、現地時間の3月4日から中国の輸入品にかかる関税を10％から20％に引き上げることを正式に決定した。（写真は星島日報のサイト）
トランプ氏は行政命令の中で、中国が違法薬物の米国流入問題を緩和するために十分な措置を講じていないと指摘。中国商務省は強い不満と断固たる反対の意を示し、断固として自国の権益を守るための対抗措置を講じると表明した。
トランプ氏は3月4日より予定通りカナダとメキシコの輸入品に25％の関税を課し、中国の輸入品には追加で10%の関税を課すると発表した。
中国政府はこれまでも、米国による一方的な関税措置は世界貿易機関（WTO）の規則に違反し、多国間貿易システムを破壊すると主張。駐米中国大使の謝鋒氏は、追加関税が米中関係に新たな課題をもたらすと指摘した。
中国商務省報道官は「中国が世界で最も厳格な麻薬取締政策を持ち、それを徹底的に実施している国の一つだ」と強調。中国と米国は広範で深い麻薬対策協力を行い、大きな成果を上げてきたと指摘した。しかし、米国は責任を中国に押し付け、フェンタニル（合成麻薬）問題を理由に再び中国の輸入品に関税を課すことを決定したと非難した。
◇出典
https://std.stheadline.com/realtime/article/2056124/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E7%BE%8E%E5%B0%8D%E4%B8%AD%E5%9C%8B%E8%BC%B8%E7%BE%8E%E7%94%A2%E5%93%81%E5%86%8D%E6%AC%A1%E5%8A%A0%E5%BE%B510-%E9%97%9C%E7%A8%85-%E5%95%86%E5%8B%99%E9%83%A8-%E4%B8%AD%E6%96%B9%E5%B0%87%E6%8E%A1%E5%8F%96%E5%8F%8D%E5%88%B6%E6%8E%AA%E6%96%BD