観光客に買い物強制相次ぐ 雲南と四川で当局介入

25年3月3日米大統領 中国メディアの澎湃新聞などによると、中国各地で観光客が旅行中に強制的に買い物をさせられる事件が相次いで発生し、当局が対応に乗り出した。雲南省と四川省の二つの事例が特に注目を集め、それぞれの現地当局が調査を開始しており、関係者の処罰が検討されている。(写真は東網のサイト)

 雲南省景洪市は2月28日、観光客が「雲南旅行中に買い物店に閉じ込められ、消費を強要された」とする動画を公開し注目を集めた。四川省北部、アバ州の景勝地、九寨溝では2月4日、大雪が降る中、観光バスが無人地域で停車。ツアーガイドから「買い物しなければ出発しない」迫られた。

 雲南省景洪市で撮影された動画によると、撮影者と父親はツアーガイドに何度も特定の店に連れて行かれ、扉を閉められたまま購入を強要された。トイレに行く際も監視されるなど、自由な行動が制限されたという。

 景洪市の文化観光局と市場監督管理局は、問題となった宝飾店など2店を特定。ツアーを企画した湖北省と雲南省の旅行会社も判明しており、当局は事実が確認され次第、関係者に法に基づく厳正な処分を行うと発表した。

 また、成都市文化市場総合行政執法総隊によると、九寨溝のツアーは、2月3日~5日にかけて行われたバスツアーで計25人が参加した。出発前、旅行会社と観光客の間で特定の買い物スポットに立ち寄る内容の契約書が交わされていた。

 問題の「大雪の中でのバス停車」については、2月5日午前、九寨溝県弓杠嶺付近でバスが約25分間停車していたことが分かった。その後、バスは出発し「川主寺風情街観光センター」へ向かった。100元~3万元の範囲で「昆侖玉」が販売されていたが観光客は購入しなかった。当局がさらに調査を進める。

◇出典

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