
マルコ・ルビオ米国務長官や国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)が声明を発表し、タイ政府の措置を厳しく批判した。人権団体は「送還されたウイグル人は拷問や死の危険に直面する可能性が高い」と警告した。
ルビオ長官は「米国はタイの長年の同盟国であり、この行動に強い衝撃を受けている。国連の『拷問等禁止条約』と『強制失踪からの保護に関する国際条約』に違反する可能性がある」と述べた。
タイ当局は2015年にも、ウイグル人難民109人を中国へ送還した。当時の写真には、ウイグル人が頭にフード、手錠の姿で、大勢の中国警察に囲まれている様子が写されていた。
英BBC放送によると、今回送還された40人は、新疆ウイグル自治区での弾圧から逃れ、タイで拘束されていた約300人の最後のグループとみられる。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/shehui/shaoshuminzu/2025/02/27/thailand-deport-40-uyghurs-to-china/
https://www.voachinese.com/a/7990531.html