広東省深セン市の深セン日本人学校の男子児童=当時(10)=が昨年9月18日に刺殺された事件で、深セン市中級人民法院(裁判所)から死刑判決を受けた鍾長春被告が、控訴を行わず、判決が確定する見通しとなった。香港メディアの星島日報が伝えた。
鍾被告は昨年9月18日、登校中の10歳の日本人男児を刃物で襲い腹部に重傷を負わせ、まもなく現場で警察に逮捕された。男児は翌日死亡した。今年1月の第一審の深セン市中級人民法院で殺人罪で死刑判決を受けた。
関係者によると、鍾被告は就職がうまく行かず不満を募らせていた。やがて「大きな事件を起こせば注目される」「日本人を刺せば大きな反響を呼び、一部の人々から支持されるかもしれない」と考えたという。
事件後、深?日本人学校は1カ月間休校し、再開後は警備を強化した。学校の前には花を手向ける市民の姿も見られた。事件は、単純な通り魔事件ではなく、被告の明確な動機に基づく犯行であったことが分かり、大きな波紋を呼んでいる。
◇出典
https://std.stheadline.com/realtime/article/2053865/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E5%9C%A8%E6%B7%B1%E5%9C%B3%E5%82%B7%E5%AE%B3%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%94%B7%E7%AB%A5%E8%87%B4%E6%AD%BB-%E8%A2%AB%E5%91%8A%E4%BA%BA%E4%B8%8D%E6%8F%90%E4%B8%8A%E8%A8%B4%E7%A2%BA%E5%AE%9A%E6%AD%BB%E5%88%91
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