習主席主催の民営企業座談会、バイドゥ創業者招待なし

 中国の習近平国家主席が17日に主催した民営企業責任者座談会に、中国のインターネット検索最大手・百度(バイドゥ)の創業者である李彦宏氏が招待されなかったことが分かった。この影響で百度の香港株は17日、終値が前日比7%急落し、時価総額24億米ドル(約3570億円)が失われた。台湾の中央通信社が17日、ロイター通信の情報として伝えた。

 中国国営新華社通信など中国メディアによれば、座談会に出席したのは通信設備・端末メーカーの華為技術(華為、ファーウェイ)の任正非CEO(最高経営責任者)、中国自動車大手の比亜迪(BYD)の王伝福董事長ら。中国電子商取引最大手、阿里巴巴集団(アリババ)の創業者の馬雲氏も出席したが発言はしなかった。

 百度は16日、同社の検索エンジンと「文心智能体プラットフォーム」に導入する人工知能(AI)について、自社製とともに新興企業のディープシークの製品を統合すると発表した。証券筋は「百度が技術的優位を失い、新興企業を追いかける立場になっていることを示している」と述べた。

 李氏の座談会欠席についても、証券筋は「市場に対し百度の重要性が低下しているとの懸念を引き起こす可能性がある」と述べた。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202502170316.aspx

https://udn.com/news/story/7331/8554595?from=udn-catelistnews_ch2
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