6回目の核実験を強行した北朝鮮に対し、中国、工商、建設、農業の中国国有4大銀行が北朝鮮の企業や個人による新たな口座開設を停止していたことが分かった。一部は昨年末から止めていた。4大銀行はコメントを避けている。外電を引用し東網が12日伝えた。
中国建設銀行遼寧支店によると、8月28日から北朝鮮向けの口座開設を停止。工商銀行は7月16日から、北朝鮮とイラン向けの新たな口座開設を禁じた。農業銀行丹東支店の職員も「北朝鮮人は口座開設ができない。詳しいことは言えない」と話している。
中国銀行の職員は、北朝鮮国境の丹東支店が昨年末から北朝鮮の個人・企業の口座開設を断っている。既に口座がある場合も預金と資金の異動を認めていない。
口座開設禁止の対象は北朝鮮の政府と貿易関係者を含んでいる。国連安全保障理事会の制裁でなく、中国政府独自の措置とみられる。