湖南の景勝地「鳳凰古城」で建物全焼 観光客が避難

25年2月4日火災 湖南省湘西トゥチャ族ミャオ族自治州の景勝地、鳳凰古城で4日未明、民家で火災が発生した。けが人はいなかった。鳳凰県の消防隊が出火原因を調べている。香港メディアの星島日報などが4日、中国メディアの情報として伝えた。(写真は星島日報のサイト)

 春節(旧正月)の連休中のため現地には多数の観光客が滞在しており、出火した建物からも数人がパジャマ姿のまま窓から避難した。現地は木造の建物が多い。火元の建物は5階建てで、短時間で燃え広がり全焼した。

 火元は民家で民宿が隣接していた。女性観光客の1人は「火事は朝4時ごろ起きた。火元は隣だったので、子どもを抱いて窓から逃げた。危うく逃げ遅れるところだった」と述べた。女性はパジャマ姿のまま素足で避難した。

 民宿の経営者によると、民家には高齢者もいたが連絡が取れていない。けが人が出ている可能性もある。

 鳳凰古城の管理事務所によると、火はほぼ消し止められた。出火場所以外に影響は出ていない。
 
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