米司法省、FRB元上級顧問を起訴 中国のため情報窃取

25年2月2日爆竹 米司法省は1月31日、連邦準備制度理事会(FRB)のジョン・ロジャース元上級顧問(63)を、中国政府の利益のため、FRBの機密情報を窃取した疑いで起訴したと発表した。元上級顧問は、中国と共謀して山東省の大学研究者を装ってFRBと米連邦公開市場委員会(FOMC」から秘密情報を入手しようとした疑い。(写真は星島日報のサイト)

 元上級顧問は2010~21年、FRBの国際金融部門の上級顧問としてFRBの機密情報の保管責任者を務めた。司法省は、経済スパイとしての活動により、上級顧問が最高で懲役15年を言い渡される可能性があると指摘した。

 司法省によると、中国は大量の米国債を保有(2024年10月現在、約8160億米ドル)。元上級顧問が窃取したデータを使うことで中国は、金利を含む米当局の経済金融政策を事前に知ることができ、インサイダー取り引きのような方法で、米証券市場の価格操作が可能になっていた。

 元上級顧問は、少なくとも2018年からFRBでの地位を利用し、機密情報や中国への関税関連を含む機微な情報の窃取を開始。規則に違反してデータを自分の個人のメールアドレス宛てに送ったり、プリントアウトして中国側と共有していた。

◇出典

美聯儲局前高級顧問涉竊密 被控為中國進行間諜活動
美國司法部周五宣布起訴聯儲局前高級顧問羅杰斯(John Harold Rogers),指他涉嫌串謀竊取美國聯邦儲備局商業機密,為中國謀利。起訴書稱,羅杰斯假裝在山東一間大學出任兼職教授,向其中國同謀洩露美國聯儲局及其利率制定委員會的秘密資訊...
◇参考情報

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