全国で病院の経営破綻相次ぐ 民衆の受診料増加の恐れ

25年1月7日病院 中国各地で新型コロナウイルス禍以降、病院の経営破綻が相次いでいる。公立病院は政府からの資金提供を受けているものの不足し、売り上げの確保に必死。今後、民衆の受診料が増加する恐れある。台湾の中央通信社が、中国の業界誌の情報として伝えた。(写真は東網のサイト)、

 中国の業界誌の昨年の報道によれば、医療業界団体、中国医院協会・民営病院管理分会の余小宝副会長は「コロナの感染拡大以降、民営病院2000カ所余りが経営破綻した」と述べた。病院の経営破綻はその後も拡大している。

 中国誌の三聯生活週刊によれば、病院の経営破綻は2024年は1200件余り。22年と23年はそれぞれ500件と800件で、24年に入り急増した。

 24年の報道では、中国各地で病院の経営破綻のニュースが相次いだ。多くは中小の民営病院だったが、江公立病院も少なくない。江蘇省宿遷市で、公立の宿遷児童病院が4億元(約86億円)で競売に出されたほか、広東省梅州市では公立病院が、賃金の支払いを滞らせた後に破綻した。

 中国人口減少に伴い、公立病院の重要資金源である医療保険基金の資金が減少。公立病院は資金難に苦しんでいる。患者に負担を転嫁するしかなく、民衆は今後、受診料の負担増を強いられることになりそうだ。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202501050143.aspx

◇参考情報
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