BYDの工場建設で「奴隷」労働 ブラジル検察が発表

 2024年12月27日BYD米公共放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)によると、ブラジルの検察は23日、中国自動車メーカー、比亜迪(BYD、広東省深セン市)のブラジル・バイーア州カマサリの工場建設現場で、中国人労働者163人が「奴隷に似た」環境下で働かされていることを地元政府関係者が発見したと発表した。(写真はVOAのサイト)

 検察によれば、中国人労働者は4棟の施設に住んでいたが、うち1棟ではマットレスのない床で寝かされ、31人でトイレ1つを使っていた。労働者の多くは賃金を差し押さえられ、労働契約を打ち切れば罰金の支払いが義務付けられていた。検察はこのような状況は「強制労働に当たる」と指摘した。

 中国メディアの東南早報によれば、工場建設を請け負った金匠建設集団(四川省瀘州市)は26日、ブラジルの検察の主張は不正確で事実と完全に異なると指摘。人身の自由の制限はなく、賃金も支払われていたとする、従業員107人の署名と拇印付きのコメントを発表した。

 BYDの広報責任者も26日、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」でコメントを発表。「中国のブランドと中国に泥を塗ろを塗り、中国とブラジルの友好関係を破壊しようという意図がある」などと指摘した。

◇出典

https://www.voachinese.com/a/chinese-workers-found-in-slavery-like-conditions-at-byd-construction-site-in-brazil-20241224/7912331.html

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1819546815953659901&wfr=spider&for=pc

https://baike.baidu.com/item/%E9%87%91%E5%8C%A0%E5%BB%BA%E8%AE%BE%E9%9B%86%E5%9B%A2%E6%9C%89%E9%99%90%E5%85%AC%E5%8F%B8/24532495?fr=ge_ala
タイトルとURLをコピーしました