重慶市の23区県で豪雨、1.4万人が被災

 重慶市洪水防止・干ばつ対策指揮部は10日、同市の38区県のうち中心都市部を含む23区県で大雨があり、同日午後3時現在、1万4000人が被災した。経済的な損失は2500万元(約4億2000万円)に上った。中国新聞社が10日伝えた。

 現地の気象台によると重慶市では11日も、一部地区で大雨が予想されている。また、市内を流れる長江、嘉陵江、渠江では、上流部に降った雨の影響で増水が予想されている。

 また、重慶市に隣接する湖北省の宜昌市遠安県で10日朝、広い範囲で強い雨が降り、最大雨量が223ミリに達した。同県の都市部では市街地が冠水し交通がマヒ。約3万6500人が被災した。経済的被害は1億437万元に上った。

 さらに、同市に隣接する湖南省の張家界市でも10日、雷を伴う大雨が降り、気象台が大雨と雷雨の警報を出して警戒を呼びかけた。
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