トランジットビザ免除の滞在可能期間、10日に延長

2024年12月19日ビザ 中国メディアの環球網によると、国家移民管理局は17日、第三国・地域への出国を条件にビザ(査証)免除で入国できる「トランジットビザ免除」措置の滞在可能期間を同日から、これまでの72時間と144時間から240時間(10日間)に延長すると発表した。ビザなしでの入国審査が受けられる国境検問所を21カ所増設した。(写真は環球網のサイト)

 新たな免除措置の対象国・地域は、ロシア、ブラジル、英米日など54カ国に限定。24省・自治区・直轄市の60カ所の国境検問所から入国できる。

 中国各地の国境検問所から入国した外国人は、1~11月は前年同期比86.2%象の2921万8000人。うちビザ免除による入国者は前年同期比123.3%象の1744万6000人だった。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、中国は新型コロナウイルスを原因とする封鎖解除後、海外観光客の拡大に努力している。

 米ロヨラ・ユニバーシティ・メリーランド商学部の丁弘彬副主任によると、ビザ免除による滞在可能期間の延長は、欧米、特に北米の観光客を引き付けるため。北米から1~2日かけて中国に到着しても、5日間ほどしか観光できないなら割に合わない。

 中国を訪れる外国人は、今年1~11月は1700万人を超えたが、コロナ前の2019年の9767万5000人を回復していない。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1818669534250841590&wfr=spider&for=pc

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1818666201824745636&wfr=spider&for=pc

https://www.rfa.org/mandarin/shangye/jingji/2024/12/18/can-chinas-further-relaxation-of-transit-visa-policy-save-its-declining-economy/

◇参考情報

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