中国メディアの封面新聞などによると、重慶市大渡口区の住宅団地で21日、高層住宅から包丁が落下して、通行中の男性（41）の肩を直撃した。男性は軽傷。地元の警察は25日、高層住宅に住む男（75）を拘束した。男は犯行を認めている。（写真は星島日報のサイト）
警察は、男の行為が「公共の安全に危害を与えた罪」に当たるとみて、厳しく責任を追及することにしている。
事件が起きたのは大渡口区の住宅団地「湖榕瑞苑」。住民の間では、包丁の落下事件の話題で持ちきりとなっている。住民の1人は「包丁落下が起きたは、21日午後7時半ごろ。包丁が当たった男性は、厚着だったので大けがにならなかった」と述べた。
別の住民の男性によると、「湖榕瑞苑」では高所から物が落ちてくる事件が絶えず起こっている。男性は「これまで十数年、絶えたことがなかった。ごみや残飯、排泄物まで落ちてくる」と語った。
中国ではビルからの落下物による死傷事故がしばしば発生。今年9月にも、江蘇省南通市崇川区の住宅団地で、木炭などを扱う「火ばさみ」が高所から落下し、地上にいた高齢の女性の背中を直撃。女性はまもなく死亡した。
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