中国メディアの大観新聞によると、中国各地で無差別殺傷事件が頻発する中、中国の王小洪公安相が18~19日に遼寧省を視察した際、社会全体の巡回警備を強化して、治安確保に全力で取り組むよう指示した。
王公安相は両日、遼寧省大連市公安局の警察署や住宅団地内の交番、同局の指令センターなどを訪問。社会の第一線での治安維持や住民トラブルの解決などの状況を視察した。ビッグデータを活用した新しい警備モデルの状況についても説明を受けた。
今月11日に広東省珠海市で起きた、車の暴走による88人死傷の無差別殺傷事件で容疑者の男は、離婚をめぐる金銭トラブルを犯行の動機として供述している。
王公安相は、リスクを根本から防ぐため、あらゆる方法を駆使するよう求めた。特に全面的な調査を進めた上で、争い事やトラブルの解決を図るよう指示した。
中国国務院(中央政府)の「就業促進・労働保護活動指導グループ」も19日、テレビ会議を開き、社会の安定維持のため、3億人の出稼ぎ労働者への賃金支払いが確実に行われるよう取り組む方針を確認した。
国家発展改革委員会も19日、一部住民の経済問題解決などを目的に、2025年の予算を前倒しで執行し、就業確保のための公共事業に90億5000万元(約1940億円)を投じること発表した。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1816264188627969689&wfr=spider&for=pc
https://www.cna.com.tw/news/acn/202411200399.aspx
https://www.cna.com.tw/news/acn/202411200434.aspx
◇参考情報