米J&Jが中国で20%人員削減 外科部門で最大

2024年11月20日ジョンソン 中国で外国企業による人員整理が相次ぐ中、ネット情報によれば、米製薬・医療機器大手、ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が中国で20%の人員削減を計画している。外科関連の人員削減が多く、対象者には補償金として、勤続年数に応じた退職金と今年の勤務月数分の賃金、さらに3カ月分の賃金が支払われるという。台湾の中央通信社が伝えた。(写真はRFAのサイト)

 中国の業界関係者によると、J&Jの人員削減は中国市場内部での激烈な競争が原因。中国政府による医療機器の集中調達政策で利益が減少したことが響いた。J&Jは中国事業を再評価した上、事業環境の変化に適用する必要があると判断した。

 中国では、英グラクソ・スミスクライン(GSK)、アイルランドのメドトロニックなど外国製薬・医療機器大手が相次いで人員削減に乗り出している。J&Jと同様、集中調達による利益減少が影響している。

 外国の製薬・医療機器大手は一方で、生産の現地化も急いでいる。J&Jは江蘇省蘇州市に工場を設け、外科や整形外科向けの医療機器を製造している。同社幹部は「スマート工場で生産した製品をグローバルに販売したい」と述べた。

◇出典

https://www.cna.com.tw/news/acn/202411190178.aspx

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/jw3-china-johnson-and-johnson-layoffs-11192024142915.html
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