IBMが中国責任者の調査へ 元部下が不正内部告発

2024年10月17日IBM 中国メディアの界面新聞は15日、米IBMが、同社の大中華区トップの陳旭東董事長(会長)に対する規則違反の調査を行うと伝えた。陳董事長の元部下で、IBM大中華区データ・人工知能・自動化事業(DAA)の責任者を務めた李紅焔氏が書いた、李董事長の不正行為に関する内部告発文書がネット上で拡散している。(写真は星島日報のサイト)

 内部告発文書は15ページ。陳董事長について、見返り金の受け取りや守秘義務違反、経営政策の失敗、縁故関係による任用など「7つの罪」を列挙した。

 李氏は内部告発文書の中で、9月30日に陳董事長から、第3四半期(7~9月)の事業目標未達成を理由に解雇を言い渡された。李氏はこれまで、勤務成績は一貫して優秀だったため驚いたという。

 IBM関係者によると、李氏が属するIBMの中国法人は人員整理を始めており、解雇もその一環とみられる。IBMの中国事業は低迷しており、最近1~2年は目立った受注がないという。

 IBMの中国法人は昨年から、複数の事業から撤退。今年8月から人員整理を始めた。北京、上海、大連では研究開発(R&D)スタッフら約1000人を解雇した。

◇出典

https://baijiahao.baidu.com/s?id=1812970248136412259&wfr=spider&for=pc

https://www.cna.com.tw/news/acn/202410160248.aspx

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