広東省深セン市で9月18日、深セン日本人学校の男子児童(10)が刺殺される事件が起きた後、中国人女性(24)が反日感情の抑制を求める署名活動を行ったころ、警察から取り調べを受けたことが分かった。台湾の中央通信社が15日、米紙ニューヨーク・タイムズの情報として伝えた。
女性を含む若者が、男児刺殺事件の1週間後に追悼活動を始め、約200人の署名を添えた声明を公表。「中国国民として、人を憎悪する土地での成長を望まない」などと書いた。女性らは声明をSNS(交流サイト)で発表したところ、管理者と民族主義者から激しい攻撃を受けた。
女性はその後、警察官2人から呼び出しを受け、約2時間に渡り取り調べを受けた。警察官は声明について「反中勢力による意図を持った組織的行動だ。中国社会の安定を破壊する」と述べたという。
声明とは別に、北京の法学教授2人がSNSに投稿。「友だちは、批判を受けるので声を上げるなと言う。しかし、あの子どもが死んで、声を上げなければわれわれは共犯だ」などと書いた。投稿はまもなく削除された。
◇出典
https://www.cna.com.tw/news/acn/202410150375.aspx
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