中国海警がフィリピン政府船に放水砲 比政府が非難

2024年10月9日日比 フィリピン政府は、中国海警が8日に南シナ海で、漁民に物資を輸送中のフィリピン政府の船舶に放水砲を発射したとして非難した。中国側は、自国が領有する海域にフィリピン船が侵入後に起きたとして発射を正当化した。米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)がロイター通信の情報として報じた。(写真はRFAのサイト)

 今回の事件は、両国が領有権を主張する南シナ海のスカロボー礁(黄岩島)周辺で起きた。同礁はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるが、中国は領有権を主張している。

 中国海警の劉徳軍報道官は8日「フィリピンは直ちに主権侵害をやめるよう促したい」と述べた。

 フィリピン政府漁業局によれば、同局の船2隻が漁船への物資輸送のため航行していたところ、中国海警船3隻と中国海軍の艦艇1隻の追跡を受けた。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/Xinwen/my3-scarborough-shoal-china-coast-guard-philippines-10082024112348.html
◇参考情報

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