キャセイのA350のエンジンに不具合　中国民航局も調査

　中国メディアのＩＴ之家によると、香港のキャセイパシフィック航空は2日、同日早朝、スイスのチューリッヒに向かっていたCX383便が香港に引き返したと発表した。検査の結果、欧州エアバス社製の「A350」型機のエンジンで不具合が見つかった。Ａ350でエンジンの不具合が見つかったのは世界で初めて。

　関係者によれば、中国民用航空局が調査を開始。中国内で使われているA350の検査が必要か検討を進めている。中国本土では現在、航空会社4社がA350型機78機を運用している。

　キャセイパシフィック航空の調査では、保有するA350型機48機のうち15機で、エンジンの部品に故障が見つかった。3機は修理を終えたが、残りは飛行を停止している。

○四川航空機のエンジンから出火＝2時間旋回後、緊急着陸

○東方航空機、故障で引き返し＝機体故障、1週内2回目