元NHK中国籍アナウンサー、帰国後は英雄視

2024年8月29日魚釣島 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、NHKの中国籍の男性アナウンサーが放送中「釣魚島(沖縄県尖閣諸島の中国名)は中国の領土」と原稿にない内容を語り日本人の怒りを買った。アナウンサーは既に中国に帰っており、ネット上で英雄扱いされているが、日本在住の中国人への影響を懸念する声も挙がっている。(写真はRFAのサイト)

 元アナウンサーは、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」で、「樹語ツリートーク」のアカウントで発言。元NHK職員であることを告げた上、自身が既に帰国していると述べた。発言には2.7万人が賛同した。ただ、コメント欄は閲覧できなくなっている。

 日本在住の微博の投稿者は「あなたの何が英雄なのか。在日中国人を危険な境遇に置いただけ。NHKの職員を名乗っているが、委託先会社の職員にすぎない」などと批判を書き込んだ。

 元アナウンサーは8月19日、東京の靖国神社の石柱に中国語の落書きが見つかったニュースを伝えた際、「釣魚島は中国の領土」「南京大虐殺を忘れるな」、「慰安婦を忘れるな」などと書き込んだ。

 NHKによれば、元アナウンサーは40代で、傘下会社が雇用した。2002年から中国語放送に従事してきた。傘下会社は契約を解除した。

◇出典

https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/junshiwaijiao/my-nhk-chinese-employee-says-senkakus-are-china-territory-08282024122329.html

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