大雨で冠水の広州番禺で感電死　通報で警察が調査

　中国メディアの環球網によると、大雨で大規模な冠水が起きた広東省広州市番禺区の傍江東村で21日午前11時30分ごろ、住民1人が感電して死亡したとの通報があった。地元の警察や送電会社が詳しい調査を進めている。

　中国では冠水した街路で通行人が感電死する事故がしばしば発生。7月には、大雨で路面が水に覆われた河南省鄭州市金水区で1人が死亡した。23年の7～8月にも、同様の感電事故で4人が死傷した。

　別のメディアの極目新聞によると、広州市は21日、広い範囲で大雨が降り、　広州市の番禺、増城の一部観測所では、21日の午前8時～11時の累計雨量が100ミリを突破した。

　多くの地区が冠水。番禺区の商店主は「店内が1メートルの高さまで水で覆われた」と話した。番禺区石碁鎮の飲食店主は「店内に1メートルの水がたまり、家具や電気製品が水につかり2000～3000元（約4万～6万円）の損害が出た」と述べた。

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