
インマルサットは遠洋漁業者向けの衛星通信サービスなどを提供しており、中国が近い将来、依存から脱却するのは困難とみられる。
中国外務省の毛寧副報道局長は7月22日、定例記者会見でビアサットへの制裁について「情勢に変化が生じた」として撤回を決めたことを明らかした。
ビアサットは2019年、中国の中国政府直轄の大型国有企業「中央企業」である中国衛通と戦略パートナーシップを締結。共同で中国国内で内外の航空会社向けに、航空機内のインターネット接続サービスを行うことを決めた。既にエアバスA320型機などに接続用の端末が設置されている。
また、ビアサットの子会社となったインマルサットは、遠洋漁業者に衛星通信サービスを提供。中国にとり既に不可欠のサービスで、制裁撤回の主な理由とみられている。
◇出典
https://www.voachinese.com/a/china-lifts-sanction-on-us-satellite-co-in-rare-reversal-20240801/7725698.html
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