北京全域で100ミリ超える大雨 5.23万人が避難

2024年8月1日北京

 中国メディアの毎日経済新聞などによると、北京市は7月30日から広い範囲で大雨となり、北京市気象台は同日以降、大雨では4段階で上から4番目の「青色」、3番目の「黄色」警報を相次ぎ発令した。全市の平均降雨量は30日午後8時までに100ミリを超えた。(写真は東網のサイト)

 北京市当局によると、全市の避難者5万2384人が避難した。市内の108カ所が冠水。豊台、石景山、房山、門頭溝、昌平、懐柔の各区は浸水で道路が寸断されている。また14カ所で山崩れや土砂崩れが起きた。

 北京市の洪水対策本部は、8月1日も房山、門頭溝、延慶、昌平の各区で激しい雨になると予測。北京市の全12区に水害対策で最高の「赤色」(1級)警報を継続発令し、市民に不要不急の外出をしないよう要請。企業・団体に対しても、都市運営に不可欠な業界を除き、従業員を出勤させないよう求めた。

 香港メディアの東網によると、北京市内では水の被害が続出している。7月30日午前、懐柔区の住宅で地下室が浸水して深さ80センチに達し、消防隊が急行して排水作業を行った。同区橋梓鎮では、車が水没して妊婦が閉じ込められ消防隊員が救出した。

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