
胡氏は先にSNSで、18日閉幕した中国共産党の第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)の「決定」が「公有制を主体とする」の文言を削除したことを指摘。「非公有制と平等になった」との解釈を示したことが、ネット上で激しい批判を受けた。当局にも問題視され発言を禁じられた可能性がある。
香港メディアの星島日報によると、胡氏は3中全会の「決定」公表後の22日、2013年の第18期3中全会の「決定」にあった「公有制を主体とする」の文言が、今回は消えたことを「鍵となる記述を取り消したことは、歴史的な変化だ」などと指摘した。
胡氏よれば、第20期3中全会の決定では「非公有制と公有制の完全な平等が実現した。主体の区別はなくなり、誰であれ主導的な役割を果たせる」などと語った。
胡氏の「解釈」に対し、中国の左派から「憲法と党規約の権威に挑むもの」との猛烈な批判の声が上がった。胡氏の発言はまもなく削除された。
RFAによれば、胡錫進氏は2021年に退職後、中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」などSNSで活発に発言。22年8月には、米連邦議会下院のペロシ元議長が台湾を訪問した際は、「X」(旧ツイッター)で「議長の専用機を撃墜せよ」と発言し、アカウントが停止になったことがある。
◇出典
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/meiti/jw-hu-xijin-thirdplenum-ccp-07302024112836.html
https://std.stheadline.com/realtime/article/2014323/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E4%B8%AD%E5%9C%8B-%E8%83%A1%E9%8C%AB%E9%80%B2%E7%A6%81%E8%A8%80%EF%B8%B1-%E4%BA%BA%E6%B0%91%E6%97%A5%E5%A0%B1-%E7%96%91%E4%BC%BC%E6%BE%84%E6%B8%85-%E5%BC%B7%E8%AA%BF%E4%B8%89%E4%B8%AD-%E5%85%A7%E6%B6%B5%E5%8C%85%E6%8B%AC%E5%85%AC%E6%9C%89%E5%88%B6%E7%82%BA%E4%B8%BB%E9%AB%94
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