中国メディアの紅星新聞によると、応急管理省の徐憲彪・洪水干ばつ対策局長は12日、記者会見で、今年の増水期入って以降、中国南方地区の各地で起きた大雨による災害で、死者と行方不明者は計86人、被災者は2076万人に上ることを明らかにした。徐局長によると、最近5年間の同期の平均に比べ32%と30%減少した。
徐局長によれば、今年の増水期の特徴は「訪れが早く、激しい」こと。中国南方では激しい雨が頻繁に降り、長江や珠江、太湖では番号を割り振る大規模な増水が14回起きた。
南方地区各地の水害の被災状況に対応して、国家洪水干ばつ対策指揮部弁公室(国家防総弁公室)と応急管理省は、配置と動員、事前の警戒と避難、危険回避と救援、地方政府への支持の4つの強化を実施した。
うち事前の警戒と避難は、湖南、湖北、江西、安徽の4省で「3級」の洪水対策を実施。被害が予想される住民の早めの避難を思い切って行った。安徽省黄山市では、事前に避難により人的被害を3回回避した。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1804341814416996686&wfr=spider&for=pc
https://www.chinanews.com.cn/gn/2024/07-12/10250142.shtml
https://www.cna.com.tw/news/acn/202407130119.aspx
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