米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によると、中国共産党の第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)が15日、北京市のホテル「京西賓館」で開幕した。ホテル周辺は警察車両多数が配置され、厳しい警戒が行われている。ホテルのゲートには「軍事重要地」の警告表示が立てられ、通行人に注意を呼びかけている。
北京市公安局は12日、15日午前0時から19日午前0時まで、北京市内でドローンなど「低空低速小型」(低慢小)の飛行機器によるスポーツ、娯楽、広告活動を一切禁じた。「低慢小」の飛行機器は、高度1000メートル以下、速度が時速200キロ以下、レーダーの反射面積が2平方メートル以下のものを指す。小型機やヘリコプター、熱気球、ドローンなどが含まれる。
3中全会は4日間開かれ、各地から同党中央委員と中央委員候補約370人が京西賓館に集まり、習近平総書記の活動報告などに耳を傾ける。「改革を全面的に深化させ、中国式現代化をさらに推進することに関する中共中央の決定」などについて、小グループに分かれて討論を行う。ただ、会議の進行状況はまったく公開されない。