
同氏は先にVOAの取材に対し、習近平国家主席の欧州訪問について「米国と欧州連合(EU)間にくさびを打ち込むことが目的」などと論評。大学当局から、メディアの取材を受けたことを問題視された。
デューベン氏は、キングス・カレッジ・ロンドンやロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で安全保障や外交を研究。LSEとオックスフォード大学で国際関係学の博士号と修士号を取得した。
同氏は、VOAに記事が掲載されてから2日後に吉利大学から「大学は、いかなる形式であれ内外メディアの取材に責任を追う必要がある」と告げられた。5月15日の朝、2つの講義を予定していたが「使える教室がない」と言われ、さらに30分後に講義の「無期限停止」を言い渡された。
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同氏はこれまでもロイター通信やナショナル・インタレスト誌などの取材を受けたが、深刻な影響は出なかった。。今回は習近平主席に言及したことが問題視されたとみられる。また、ウクライナ戦争でロシア軍が中国製部品を使っていること指摘するなど過去の言動が危険視され、VOAの記事を口実に追放された可能性もある。
◇出典

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