
米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、オープンAIによる措置は、米国の法令順守とデータの安全管理に対する配慮のためとみられる。
米財務省は今年6月、「ルール設定に関する告示(NPRM)」を公表。中国による米国の基幹技術窃取を阻止するため、米国のAIや半導体、量子コンピューターなど、国の安全保障に関わる機微な技術と製品に焦点を当て、中国の投資を規制する方針を打ち出した。
オープンAIの通知によれば、同社がサポートしていない国・地域からアプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)プラットフォームにアクセスが7月9日からできなくなる。使用するにはサポートしている国・地域に行く必要がある。
電子商取引(EC)最大手アリババ集団や検索大手の百度(バイドゥ)など中国のIT大手は、オープンAIを利用中の中国の顧客が円滑に移行できるよう、代替製品の発表と移行プランを打ち出し始めた。
◇出典
https://baijiahao.baidu.com/s?id=1802968050104755162&wfr=spider&for=pc
https://www.rfa.org/mandarin/yataibaodao/kejiaowen/lu-06262024140206.html