湖南長沙で記録的大雨　駅が冠水、地下鉄が運休

　中国メディアの極目新聞などによると、湖南省長沙市で24日、１時間に65.1ミリの大雨が降り、6月の1時間当たりの雨量としては過去最多となった。長沙市内が広い範囲で冠水し、長沙駅の駅前広場も水で覆われた。長沙市内を走る地下鉄2本も運休した。

　中国気象網によると、湖南省各地は21日以降、強い雨に見舞われ、長沙市は24日、大雨で最高の赤色警報を発令した。長沙市の面積1万1819平方メートルで計算すると、24日の雨量は7億6800万立方メートルで、浙江省杭州市の名勝、西湖54個分に当たるという。

　中国新聞網によると、湖南省では懐化市の新晃ドウ（人べんに同）族自治県にある魚市鎮斗渓村で23日午前4時半ごろ山崩れがあり民家4棟が倒壊。2世帯の計8人が行方不明となったが、同日午後7時半までに全員が遺体でみつかった。当局によれば5万立方メートルの土砂が崩れた。

  湖南省各地では6月16日から大雨が降り続き、同省常徳市桃源県の夷望渓鎮では累計雨量が522.3ミリを記録した。同鎮では21日午前8時から24時時間に395.6ミリと過去最多を更新した。

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