
預金者は湖南省長沙市の中小企業経営者の欧陽雲氏(39)ら。他の預金者らと今年2月、鄭州駅前で約30分、預金返還求める活動を行った。一行は「河南銀行は、預金を返せ」と叫び、理由なく凍結されている数万元の預金の返還を関連機関に求めた。
鄭州駅では、活動の最初から正体不明の男複数が一行を追跡。やがて男の1人が「検挙せよ」と叫ぶと、全員が取り囲まれ、バスに乗せられて警察に向かったという。
関係者によると、欧陽雲氏は2月9日に警察に拘束されたが、警察が示した「逮捕通知」は3月19日付。他に50歳の男性も勾留されている。
他の抗議活動参加者も勾留されたが、数日で釈放された。勾留中はカビの生えた食物を与えられ、睡眠時間も制限された。欧氏ら2人は現在も消息不明で、家族が鄭州の警察に問い合わせても返答がないという。
河南省の各銀行は2022年7月、約60万人分の預金、計約400億元(約8600億円)を封鎖し、中国だけでなく国際社会からも注目を集めた。
◇出典
https://news.ltn.com.tw/news/world/breakingnews/4696644
https://hk.on.cc/hk/bkn/cnt/cnnews/20240606/bkn-20240606220652398-0606_00952_001.html
◇参考情報