中国華融の元総経理に死刑判決 11億元の収賄罪

 2024年5月29日華融中国メディアの紅星新聞によると、天津市第二中級法院(裁判所)は28日、収賄罪で金融持株会社、中国華融国際控股(香港)の元総経理白天輝被告に死刑判決を言い渡した。(写真はRFAのサイト)

 判決によれば白被告は、2014~18年、総経理などとしての地位を利用し、事業買収や融資で便宜を図った見返りに約11億元(約238億円)のわいろを受け取った。判決はわいろが巨額で国家に大きな損失を与えたと指摘した。

 米政府系放送局ラジオ・フリー・アジア(RFA)によれば、華融グループは中国最大の政府系資産管理会社(AMC)の一つ。中国政府は1999年に、銀行の不良債権の売却先として、華融を含むAMCを4社設立した

 中国華融国際控股は、華融グループの重要な「境外」の資金調達部門。親会社の中国華融資産管理は今年1月、中信集団(CITIC)が買収し、中国中信金融資産管理に社名を変えた。

 中国で企業の最高幹部が死刑判決を受けるのはまれで、事実上の無期懲役となるケースが多い。ただ、華融グループの元トップ、頼小民氏は17億8800万元の収賄罪で21年に死刑判決を受け、同年、執行された。

◇出典

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